SANAT KUMARA

 



『地球から宇宙へ』

魔法が解けて、地上に落ちた意識たち。
もう一度、宇宙とつながりたくて。
聖域を取り戻したくて。
あの高みへと、極みへと、
それは自分の内から、世界へ向かう。
意識とともにはじまる宇宙、こころは留まる。

やわらかな、ちからのない愛。
まどろみ、うつらうつら、揺れる霧の、
白く光りちらちら、時はながれ静かに動く。
目覚めれば、ひかり晴れて、風歌い舞う、やさしい夢。
白い聖域。

かすかな記憶が意識をつなぐ。
遠い意志が、記憶をつなぐ。
脈打つ命、鼓動をどこかで聞いた。
眠れる魂の、ちらつく光に呼び起こされるように。
水面下で、意志がうまれる。

からだを駆け巡る意志の炎が、殻を打ち破る。

力強く、世界に生きはじめる、ひとつの命。

燃える、魂、太陽になって、照らす。

愛、力を伴い世界のなかへ、
光、強く金を帯び外へ向かい、

ひとつの宇宙は全体と出会う。

交わり合う。

孤高の詩人の夢は、彼方に散り、

そこには、安らかな愛の眼差し。

すべての生命が、いたましくいとおしく慈しく、
ただただ深く、なんと計り知れない宇宙一切の愛よ。

ひかりが注がれる。

神なるもの、すべてを生かす。

愛なるもの、すべてを育む。

光なるもの、すぺてを正す。

真の秩序が、世界を覆う。
真の調和が、世界を司る。

力を美しく纏い、導くがよい。

叡智の印をしなやかに結ぶのだ。

至高の感性によって。

神の芸術を、日常に生きてこそ。

 

さあ、地球から宇宙へ。

 

根源のHOMEへ。
胸にうずく衝撃。

ふたたび宇宙にうまれる。

本当の、命を見つけた。
生きる、世界を見つけた。

おおきなひとつの、
愛と光の、美しい歓喜の世界を。


co-creation by SANAT KUMARA

 

 

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